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プロの仕事
歌人の俵万智さんの本に、「これからは自分のしたい仕事だけをしていく」というような宣言をしたら、お父さんが「いいなぁお前は」とつぶやいた、という話がありました。

10年ぐらい前に読んだ本なのでちょっとニュアンスが違ったかもしれませんが、急に時の人になってたくさんの仕事が舞い込み、どれが自分のやりたいことか・やるべきことか、そしてどう断ってよいか分からないままに走らされることになったのでしょう。
(というか無理強いされたわけではなくて本人の責任においてそうなったのだろうけど)
その結果ギャラではなくて自分がやりたいこと・やるべきことだけ責任をもてる範囲で力を注ぎたい、という気持ちで、これからは仕事を選ぶと決意したのではないかと思います。

これは非常に恵まれているケースでお父様の「いいなぁ」という言葉がよく分かります。

ある人に聞いたら誰か有名な人の言葉で、「本当の自由とはやりたいことができることではなくて、やりたくないことをやらなくていいことだ」というのがあるそうです。

私はやりたいことをやるために独立したけれど、やりたくないことももちろんやっています。
ただ商業倫理上おかしいと思うことをやりたくない、利益よりもそのスタイルを貫きたい、貫けるほどの利益を正攻法で上げたい、儲け優先で楽で際どい手段を取る人に上げて見せたい、という気持ちがあります。

商業倫理上やりたくないことを避けたいというのは独立の理由の一つかもしれません。
でもそのスタイルを貫く為にやりたくないことをやらなければいけない時が逆にあります。

ようするにやりたくないことを人任せにするために独立してトップになっている訳ではないんです。

やりたい仕事でもそうでない仕事でも、精一杯責任をもってやるのは起業前も今も当たり前。
いますぐ利益にはならないけれど会社のイメージアップにつながること、先々よろしくお願いします・うちを試してくださいで破格値で引き受けた仕事、社内のミスで迷惑をかけた分の穴埋め、どれも誠心誠意手を抜かずにやらなければいけない仕事だと思っています。

理由の如何で手を抜いてはいけないと言い換えましょうか。
(お世話になった人の紹介なので特に一生懸命、ということもあるのでそのへんの不平等は否定しません)

ところが最近会った人がこう言ったんですよ・・・

気持ち良く仕事ができる人や頑張っている人の依頼なら儲からなくてもギャラがもらえなくてもやる。一生懸命やる。
そうでなければ逆です。

この人はプロ意識に欠けているし、こういう気持ちのままでは永久に一流にはなれないと思います。

まず気持ちよく仕事ができなくてもいい加減な人からの依頼でも、引き受けた以上はプロとしてきっちり、いい仕事をする。
という気持ちがないのはプロ以前だし人間としても威張れたものではない、と思うのですがこれを読まれたみなさんはいかがですか?

そして「儲からなくてもギャラがなくても」というのもプロとして失格。
どれだけゆとりがあるのか分かりませんが、自分の仕事にプライドを持てるだけの、それだけの仕事をしないといけないからです。

プロは本来タダで仕事を受けてはいけないんです。

友達の結婚式に何かしてあげるという場合はお祝いとしてタダにしてあげるというのもアリだと思いますが、それを「友達だからタダで当然。ラッキー」というふうにしか受け取っていない人もいます。

「友達なのに料金取るなんて」という人もいますが、そういう人はプロの仕事を理解していないです。
「プロにお願いしたのだからちゃんとお支払いしたい」と申し出て、その人が「お祝いだから」と料金を取らない、もしくは格安にしてあげるというのが筋の通ったやり方。

会社や事務所を通して仕事を受けなければいけない人にも「友達なのに料金を取るなんて」と憤慨する人もいるので、そういう形態で仕事をしている人は本当にたいへんだろうとお察し申し上げます。

起業して間もない頃に「これはご祝儀で。料金はもらえません」といってくれた人がいますが、料金を包んで、どうしても受け取ってもらえなかった時のための菓子折りも用意して行きました。

その方の仕事に対しての敬意と感謝を表すのに、報酬をお支払いすることしか思いつきませんでした。
お祝いの気持ちは十分伝わり心からありがたいと思いましたが、どんな時も報酬をきちんとお支払いをするという経験をこの新参者にさせてくださいと。
もう一つはまた仕事をお願いするという方法があるのですが、この方は個人で仕事をされていて、間もなく引退という時でした。

結局いまだにその時の報酬を受け取っていただいていないので、お元気なうちに旅行の時のお菓子代くらいは受け取っていただかないと、と思っています。
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テーマ:働くということ - ジャンル:就職・お仕事

【2007/10/16 20:23】 | 社長もいろいろ | トラックバック(0) | コメント(3) | page top↑
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コメント
「プロはお金と引き換えに仕事をする」というのは至極当たり前で、「気持ち良く仕事ができる人や頑張っている人の依頼・・・」というのは理解できませんが、「常にタダで受けてはいけない」とも私は思わないですね。

自分の信念上で誰かの為になり、それが「ボランティア」にならざるを得ない状態でも、やりたいと思ったらやるかもしれません。(大げさですが、有名なアーティストなどが困っている人達の為などに、無償ボランティアとして、自分の能力を活かしてコンサートを開くなどは理解できますし。)

もちろん、それすらプロとして失格!という意見があっても全然理解できますよ。

ただ、ご祝儀などの場合は相手ベースかなと思います。プロにこだわってお支払いするのも勿論大切ですが、形で返す必要が無い場合は(無いと言っては微妙ですが、相手は望んでいない)、「ご恩をかけてくださったおかげで、これだけの事ができるようになりました!」というのを示して御礼を一言言うのも、ある意味報酬以上に相手は期待していることなのかもしれませんしね。

また、ビジネス上とは言え、本人に返せない(本人がそんなのいいよ と言っている場合)「恩など」はその分自分が誰か他の人にしてあげれば良いかなとも思います。(私の場合です)

そうやって、めぐり巡る「正の連鎖」もありかなと。
【2007/10/17 11:02】 URL | 曲者 #-[ 編集] | page top↑
曲者さんお返事が遅くなりたいへん失礼しました。
(いつもコメントありがとうございます)
私の頭も今日は「巡り巡って」ましてうまく考えがまとまらないんですが(汗)。

私も必ずしもタダで引き受けてはいけないとは思わないです。

プロの仕事だからお金を払ってチャリティコンサートに来てくださる方がいる一方で、ボランティアで慰問に行くことに関してはその気持ちが尊い訳で、それはプロでなくても喜ばれるものですよね。
「満足してもらえたら今後よろしく」と低料金で仕事を受けることができるのも、その人の技術が販促物・営業になり得るのでやっぱりプロならでは・・・・

"誰かに返せばいい"とも思うのですが、恩返しをしたいと思っていた方が亡くなってしまった時などは、やっぱり本人に返したかったと思ってしまうんですよね。
(まだ返せる状態にないと特に。)
そんな時の自分の気持ちの落としどころが”これから他の誰かに、社会に返す”だったりします。

【2007/10/26 01:48】 URL | バッカス #n5e.SayY[ 編集] | page top↑
えっと、補足です。
仕事として引き受けた以上はどんな状況でも最善を尽くすというプロ意識があり、なおかつ仕事を選べるほどの立場になった方が言う「頑張ってる人の仕事ならタダでもやる」と、そうでない人との発言では重みも意味も違いますよね。
件の発言は私より若い人なのですが、この世代は報酬よりも自分のやりたいこと(プライドと時間と言い換えましょうか)が大事、という考えが強いのか、単に経済的に困らないからなのか、何故か一人前になる前から「お金じゃなくて気持ち」的な発言が多いような気がしています。
【2007/10/26 01:55】 URL | バッカス #n5e.SayY[ 編集] | page top↑
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