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「007」へのこれだけの疑問
先日「キムヨナって妖艶ですか?」というのを書いたら、やはり「妖艶」とは思えない、という方がいらっしゃることが分かりました。

一方で他の方のブログをいろいろ読んでみたのですが、あの「007」を絶賛している方もいることも分かりました。

いただいたコメントには女性からと思われる「下品」だというものがありました。
(キム・ヨナ選手を好ましく思っていないせいなのかもしれませんが)
私がキムヨナ選手の「007」を見て感じたのは「下品」ではなく、申し訳ないけれど「拙い」でした。

むしろ「下品」と女性に嫌われるようなセクシーさがあればいいのにと残念なくらいです。

指をパッチンとかピストルかまえてバーンとかは直接的過ぎるいかにもな表現ですが、ロシェット選手のエキシビションはそうした演出がないのに、ずっとそれらしく、セクシーに見えます。

ライサチェック選手の火の鳥は衣装は黒だし体も大きいのに、鳥の動きではなくて鳥を表現したエレメンツをきれいに見せてくれていて、「火の鳥」というテーマを抜き取ったとしてもひきつけられるものがあります。

高橋大輔選手の綱渡りは登場人物を分かりやすく表現しているだけでなく、技術を見せてくれます。
指パッチンにもピストルバーンにも特に何か技術的なものを見せているわけではなく、フィギュアでなくてもいい。
さらにいえばあのポーズと表情をもっとうまく決められる人は、他のフィギュアの選手の中にも、演劇やダンスをやっている人の中にもわんさかいるはず。
ヘタをすると一般の人にもいるかもしれないと思ってしまいます。

少なくともあの指パッチンで場面が切り替わり、表現していることが変わる、というような必然性もなく、突然立ち止まってあのポーズです。
ステップの途中で立ち止まっていいことになったそうですが、例えば高橋選手やレイチェル・フラット選手のステップの中には進まない・移動しないで同じ場所で何かしらやっている、というのはありましたが、キムヨナ選手のように完全動きが止まるというのはどうなんでしょうか?

あのプログラムは分かりやすい振り付けが入っていて、演劇的な、ショー的な面白さはあるのでしょう。
でも衣装と数箇所のポーズ意外にボンドガールらしいところがないような気がするのですが、それ以外の動きにもボンドガールを意識した、他のプログラムと違うところがあるのでしょうか?

織田選手のチャップリンも絶賛されてますが、正直私はまだ本人に照れがあるのか、まだもっと何か足りないような気がしています。
(コーチをしているお母さんも「まだもっとなりきらないと」と言っているようです。)

コミカルな動きをこなしていてそれが本人の見た目の個性に合い、軽々と飛んでいるように見えるジャンプなどがそれを後押しして十分みごたえがありますが、彼自身がプログラムを引っ張っている感じが出ないと、コメディアンのおかしみが出てこないように思うのです。
(さらにいえば本人が表現したいと言っているコメディアンの陰の部分も引き立たないかと。)

落語だって話の内容じたいが面白いのではなく、それを演じる人が面白く見せてくれるのだと思います。
同じせりふを同じしぐさで他の人が言っても、また違うものに感じられるので、演じる人が笑わせてくれているのだろうなと。

そういう意味で彼にとっては個性に合ったお得なプログラムに思われているチャップリンも、実は上を求めれば求めるほどキリのない難しいプログラムではないでしょうか。

でもちょっとした動きにチャップリンを意識したと思われるところがあります。
あれは織田選手がもともと普通にすべっている時の姿勢・動きではなくて、チャップリンぽさを出しているのでしょう。

着地の時に手を挙げる選手も増えたような気がしますが、あれもプログラムに合った挙げ方をしていたりしますよね。

キムヨナ選手の「007」にはそうした点が感じられないのです・・・・

競技にボンドガールがダメとは思いません。
先日いただいたコメントの返事にも書きましたが、娼婦だって悪人だって悪魔だって映画や芸術作品の主人公や登場人物になっていて、その音楽を使っているわけですから。

具体的に例を挙げるのは控えますが、10代の選手でも「その音楽は堅気の女性の話じゃないんだけど」というのもしょっちゅうありますし。

ただその表現が拙いと思うのです。
前回書いたように子供が大人の歌を歌っていて、見ているほうが恥ずかしい、そんな気持ちになるのです。

織田選手が本人の個性にあったお得なプログラムならば、キム・ヨナ選手はボンドガールの意外性だけでも高得点ゲットな感じで、よりお得なような・・・・

芸術性は好みの問題でもありますが、技術の良し悪しはあまり好みに関係ないかと。

正直にいえばキム・ヨナ選手は妨害発言とか諸々から、好きになれません。
「あげひばり」は確かに良かったと思いますが。
ここしばらくの点数の出方は大いに疑問です。

採点競技の理不尽さもある程度までなら仕方ないと思います。
コストナー選手やキーラ・コルピ選手にミスがなかったら点数だしたくもなるだろうとか、そういうのは折り込み済み。

でも、この「007」の絶賛に対して納得がいかないのは全く別問題。

今までに人が「良い」と言っているけれどどこが良いのかさっぱり分からない、TVを消したくなる、ということは何度もありました。
すすめられて借していただいた本のラストを読んで、床にたたきつけたくなったこともあります。

何が良いのかわからない場合と、こういうのがウケているんだろうとは分かるけれど、自分は好まない場合とがありますが。

あの「007」が好みではないのでなくて、拙くて違和感と居心地の悪さがあって正視できない、という話です。

何かのジャンルで一人有名な人が出てくると、マスコミの方がいかに芸術にうといか、露呈することがあります。
せめてオペラでも歌舞伎でも音楽でも、何か好きで見ているものがあればもっとまともな目や耳をもてるだろうに・・・と思うことが。
日本はスポーツ振興よりゆとり教育よりも、芸術鑑賞の力をつけるような方向に努力しないといけないと常々思っています。

仕事でさまざまなジャンルの方の話を聞きますが、「あの人の作品は派手やかで本人もTV映えのする方だし、この分野を一般に広めてくれた功労者だけど、この世界の第一人者ではないのよ」なんていう話もたくさん転がっています。

どなたかキム・ヨナ選手のファンでもアンチでもなく、冷静かつ具体的ににこのプログラムの素晴らしさを教えてくれる方がいらしたら、ぜひコメントやトラックバックをお願いします。

キムヨナ選手が「妖艶」だと思う方も、ぜひ。
他に好きな女優さんとか有名人とか、どんなしぐさや特徴がセクシーだと思うかなども教えてくださると理解しやすいのでぜひ具体例を挙げて教えてください。

あのボンドガールに踏みつけられたいとか、そういうのでもかまいませんので。


※拍手コメントへのお礼は通常のコメント欄に入れておきました。
(「拍手」をクリックしていただかないと見られないようなので)
ありがとうございました。

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テーマ:フィギュアスケート - ジャンル:スポーツ

【2009/11/21 15:06】 | フィギュアスケート | コメント(1) | page top↑
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