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実はダメ社員でした
私は基本的に仕事が好きだ。
好きなことを仕事にしたので当然ではあるが、働くこと自体が好きだから家事もけっこうするほうだ。

仕事のアイディアがわいたら徹夜明けでもラフを作成したり暫定キャッチコピーを作りたくなる。
眠りに入りかけた時に何か思いついたら、絶対起きる。
3連休があれば1日は必ず仕事をしてきたが、休み明けは仕事をしたくて仕方がなくなる。

今でこそそんな仕事人間の私も、新卒の頃はやる気なしのダメダメ社員だった。

入社した会社は業界内でもトップクラス。
ハードな会社だということがなぜか世間様に知られているので、自宅通勤ではなく就職に不利な学科の私のような学生でも拾ってくれた。

一足早く就職した年の近い人たちからは「うちの会社の人が言ってたんだけど、新入社員はフレッシュさにお金を払っているって」な
どと聞いていたが、ハードな会社に総合職で入ってしまったからたまらない。
フレッシュさなんてそんな生ぬるいものではなかった。

業界・職種は希望通りだったし、合っていたと思う。
アグレッシブで活発に議論を交わす社風も合っていると思われた。

ところが仕事のやり方やサービス内容は全く私のやりたいこととかけ離れていたのだ。

技術と感性をいかしてオリジナルメニューを作りたかったのに、工場でパック詰めされてきた料理をあたためたものを出すレストランに就職してしまった感じ、というとかなり乱暴だし、もっと複雑な要素も込み込みだったのだが、大まかにいうとそんな感じだった。

私がやりたかったのは技術や感性を磨いてお客さんに喜んでもらう料理を作ることだったのだが、会社は料理をいかに高級に見せるか、たくさんの人に食べてもらえるかに力を注ぎたかったようだ。

そして上司にもバンバン意見を言う社風だから、後輩への手厳しさはそれに何重にも輪をかけた感じ。

会社のやり方でまずは一人前になろう、会社のやり方と自分の理想の折衷策を見出そうともがいても、何をどう頑張っても誰かから常に叱責を受ける。
(それぞれに考えが違うから、何をやっても気に入らない人が1人入る計算になる。ストレスでヒス状態の人もいるし、自分より若い女は存在自体がムカつくので、すべての若い女性への不満を職場の若いモンにぶつけるという人もいる)

理不尽なこともないではなかったが、私の表情もどんどん曇っていったのだろう。
それが何よりまずかったと思う。
ますます会社の考えに添えず、上司や先輩との間の溝も深くなっていく。
当然モチベーションが下がり、会社に行くのが嫌で嫌で仕方がなかった。

そうなると負の連鎖で、辞めたいと思っているから向上心がなくなる。
心身ともに疲れて病院のお世話になる。
欠勤でますます立場が悪くなり、ストレス解消のために使うお金と時間は通院に費やされる。

幸い自分に向いた仕事にめぐりあえて独立もできたが、当時の苦しさはいいようもなかった。

職場に負のオーラを発してる人がいると全体のモチベーションが下がる、などというが、以前の私がまさにそれだ。
(その会社は私のようになるか水を得た魚のようになるかどちらからしいが、特に私は不器用だったようだ)

どうしても納得がいかないこともあったし、自分のミスを後輩になすりつける先輩には格好の標的にされたりもしたから、すべて私が悪いわけではないと思う。
転職後一事業を任された時になって気が付いたが、上司がフォローすべき部分もおおいにあったと思う。

理不尽なことがあっても結果を出して自分の居場所を作る人間だったが、努力過程での障害が多すぎた。
さらに人間関係が良くなかった。

自分の不満をそのまま顔にも態度にも出すようになって努力もしなくなってきた社員がクビにならなかったのは、大きな会社だったからだと思う。

私のような状態に陥っても大化けする社員も過去にいたというのもあるのだろうが、それまで待てるのはやはり会社の規模、しっかりとした経営基盤があったからに他ならない。

今の私の会社ではとても待てない。。。。。

だから経営者仲間・管理職連中で「やる気のないヤツが1人いると・・・」なんて組織論(半分は愚痴)が始まると「あぁごめんなさい。私がそうでした」と思う。

でも、管理職・経営者を経験した今だから言えるがそういう社員をいかに使うか、いかに伸ばすかは上司の、経営者の仕事だ。
お互いにとって不幸であれば早めに決断を下すのもまた仕事。
伸ばしたりフォローしたりは他の社員もできるが、お互いにとって良い決断を下すことは管理職や経営者でないとできない。

あなたの会社にもやる気を失ってしまった社員がいたら、頭ごなしにしかったり責めたりせず、努力の過程を見守ってあげてほしい。
一度話しやすい状況を作ってじっくり話をしてみてほしい。

やる気がないのは仕事の内容が不向きなのか会社の方針に納得できないのかはたまた人間関係のせいなのか、本人が他のことをやりたくなったからなのか、まず原因を探ってほしい。
オーバーワークで覇気がないならオーバーワークにならなくて済む状態にできないか、考えてほしい。

採用と社員教育にかかった経費を無駄にしないためにも、職場にとってその社員にとって、顧客にとってもいい結果になるように。

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ちなみに新卒で入った会社では辞める1年前くらいから、数回ではあるが私のしたかった仕事に少し近い内容の仕事をする機会に恵まれた。
ものすごく大きな成果を残した訳ではなかったが、自分のやり方に会社のやり方を少々という形で勝負して小さなミラクルをいくつか起こすことができた。
だから完全に白旗で辞めた訳ではなく、最低ラインをクリアして辞めたような形になった。
これが救いであり、自信にもなり、今の私がある。



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【2007/05/09 05:07】 | 社長もいろいろ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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